G‑SHOCKの電池の型番を調べたいとき、まず確認すべきは裏ブタに記されたモジュール番号です。
この番号から適切な電池型番がわかれば、交換もスムーズに進められます。
この記事では、G‑SHOCKに使われる主な電池の型番や対応モデル、交換方法、そして費用の目安までをまとめて紹介します。
とくにCR2016やCR2025、CTL1616といったよく使われる電池については、対応するG‑SHOCKの型番も具体的に紹介しています。
自分で電池を交換したい人はもちろん、修理に出す前に必要な情報を確認しておきたい方にも役立つ内容です。
ソーラータイプと通常電池タイプの違いや、電池寿命の目安、防水検査の必要性といった細かなポイントまでカバーしているので、
G‑SHOCKを長く使いたい方にはぜひ読んでほしい内容になっています
- 電池型番の調べ方を解説
- 対応するG‑SHOCKモデルを紹介
- 電池交換の流れをわかりやすく説明
- ソーラーと通常電池の違いも紹介
- 自分で交換する際の注意点も紹介
G‑shock 電池の型番を知る方法
CR2016電池の対応モデル

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CR2016電池は、G-SHOCKの中でも比較的コンパクトなモデルによく使われています。特に、アナログ表示のないデジタルモデルや、シンプルなデザインを持つシリーズに多く見られる傾向があります。結論から言うと、「DW-5600シリーズ」や「DW-6900シリーズ」の一部モデルが代表的な対応機種です。
この型番の電池は、厚みがそれほどないため、薄型ケースに適しています。そのため、腕にフィットしやすく、日常使いしやすいモデルに採用されやすいのが特徴です。ちなみに、同じDW-5600でもバリエーションが多いため、実際に交換する際は、裏ブタに書かれている「モジュール番号」を確認するのがおすすめです。モジュール番号によって、使われている電池の種類が異なる場合があるからです。
また、CR2016は一般的なリチウム電池の中でも入手しやすく、価格も手頃です。交換も比較的かんたんにできることから、電池が切れてもすぐに対応できるのは安心ポイントですね。ただし、防水性能を維持したい場合は、自分で交換せずに専門店に依頼するのがベターです。
以下に、CR2016電池が使われている代表的なG-SHOCKモデルを表にまとめました。
モデル名 | モジュール番号 | 備考 |
---|---|---|
DW-5600E | 1545 | 定番のロングセラーモデル |
DW-6900 | 1289 | 丸形フェイスが特徴 |
G-001 | 3247 | 独特のデザインが人気 |
このように、CR2016電池は使い勝手のよいモデルに多く採用されており、G-SHOCK初心者にもおすすめのタイプです。
CR2025電池の対応モデル
CR2025電池が使われているG-SHOCKのモデルは、ややサイズが大きめで機能が多めなものが中心です。答えを先に言えば、「DW-9052」や「G-2900」などが代表的な対応機種です。これらのモデルは、視認性が高く、ミリタリーっぽい雰囲気を持つことから、アウトドアや仕事でタフに使いたい人たちに人気があります。
この電池は、CR2016より少し厚みがあるため、それに対応できる本体サイズを持つモデルに使われています。また、バックライトやアラーム機能、ワールドタイムなど、やや電力を使う機能が搭載されていることが多く、電池の容量も少し大きめです。そのため、電池のもちも比較的良く、交換頻度はそこまで高くありません。
とはいえ、同じシリーズ内でもモデルごとに使われている電池が異なる場合があるので、実際に交換する前にモジュール番号で確認することが大事です。電池の型番はケース裏の刻印から読み取るか、カシオの公式サポートサイトで調べると正確です。
以下に、CR2025電池が採用されている代表的なG-SHOCKモデルを表にまとめました。
モデル名 | モジュール番号 | 備考 |
---|---|---|
DW-9052 | 3232 | 軍用風でコスパが高いモデル |
G-2900 | 2548 | e-DATA MEMORY搭載 |
G-7900 | 3194 | タイドグラフ付き |
これらのモデルは見た目も力強く、機能も充実しているため、少し存在感のあるG-SHOCKを探している方にぴったりです。
CR1220電池の使用機種
CR1220電池が使われているG-SHOCKは、非常に限られた一部の特殊モデルに限られています。結論から言うと、一般的なG-SHOCKではあまり見かけない電池ですが、腕時計以外のカシオ製品や小型ガジェットに使われることが多い型番です。
この電池は直径12ミリ、高さ2ミリというとてもコンパクトなサイズをしているため、スペースに制限がある機器に向いています。そのため、G-SHOCKではなく、G’MIXなどの音楽連動機能を持つモデルや、ストップウォッチやタイマー機能のみに特化したサブモデルなどに採用されているケースがあります。ただし、G-SHOCK全体の中では非常にマイナーな存在ですので、G-SHOCKの電池交換を考えるときにCR1220が出てくるケースはかなり少ないです。
また、この型番の電池は他のCR系と比較して電力量が少ないため、あくまで補助的な役割を持つ場合が多いです。たとえば、G-SHOCKの中でもデュアル電池構造になっていて、サブの機能だけをこの電池で支えているようなモデルに限られることもあります。
現時点では、具体的な対応モデルが明確に公表されているわけではないため、使用されている可能性のある製品が手元にある場合は、分解してモジュール番号を確認した上での判断が必要になります。電池交換をする場合は、念のため公式のサポートセンターに確認することをおすすめします。
G-SHOCKの中で「CR1220」と聞いてピンとこないのは当然です。それだけレアな存在なので、見かけたら「ちょっと特別なモデルだな」と思ってもいいかもしれませんね。
CTL920Fソーラー充電池の特徴

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CTL920Fは、G-SHOCKのソーラータイプに使われている充電池のひとつで、特に旧型のタフソーラーモデルに多く見られます。結論から言うと、この充電池は通常のリチウム電池とは違い、繰り返し充電できるタイプで、G-SHOCKのソーラー機能を支える重要なパーツです。
普通のボタン電池とはちがって、CTL920Fは「二次電池」と呼ばれるカテゴリに入り、何度も充電・放電を繰り返すことができるのが最大の特徴です。電池が切れるたびに交換する必要はなく、太陽光や蛍光灯の光を利用して充電できるので、環境にもやさしく、ランニングコストもかかりません。
ただし、どんなにソーラーといっても、CTL920F自体には寿命があります。多くの場合、5年から10年ほどで劣化が進み、フル充電してもすぐに残量が減ったり、時間がずれたりするようになります。そうなると交換が必要になるのですが、CTL920Fは市販されていないことも多く、ネットで専門ショップから取り寄せたり、メーカーに依頼したりする必要があります。
この充電池が使われている代表的なG-SHOCKモデルには、「GW-300」や「GW-500」など、初期のマルチバンド対応モデルがあります。どれも当時は画期的だったソーラー×電波時計機能が搭載されており、今でも根強いファンがいます。
ソーラータイプのG-SHOCKを長く使うなら、CTL920Fのような専用充電池の特性を理解しておくことがとても大切です。
CTL1616充電池の互換性
CTL1616は、現在のG-SHOCKソーラーモデルで非常によく使われている充電池のひとつです。結論から言うと、多くのマルチバンド6対応モデルや、現行のタフソーラーシリーズに対応しており、互換性も比較的広いのが特徴です。
この充電池は、直径16ミリ、厚さ1.6ミリというサイズで、十分な電力容量を持ちながらもコンパクトな構造をしています。そのため、ワールドタイム、アラーム、ストップウォッチ、電波受信といった多機能なモデルでも、長時間の稼働が可能です。また、CTL1616はパナソニック製のものが多く、安定した品質と信頼性があるため、多くのユーザーに選ばれています。
互換性の面で言うと、型番がまったく同じであれば安心して使えるのですが、稀に似たサイズの他の充電池が流通している場合があります。見た目がそっくりでも、内部構造や充放電特性が異なる場合があるため、純正品または互換品として明記されているもの以外を使うのは避けたほうがいいです。特に、G-SHOCKのような高機能な腕時計では、わずかな誤差がトラブルの原因になることもあります。
また、CTL1616は通販などで個人購入もできますが、自分で交換する場合は慎重に作業する必要があります。端子の取り扱いを誤ると、充電がうまくいかなくなる可能性もありますし、防水性能の劣化にもつながります。長く愛用したいなら、専門業者やメーカーに依頼するのがいちばん安全です。
今のG-SHOCKにおける主力充電池ともいえるCTL1616は、これからG-SHOCKの電池交換を考えるなら必ず知っておきたいパーツのひとつです。
SR927W電池の交換について
SR927Wは、G-SHOCKの中でもアナログ針がついているモデルに使われることが多い電池です。結論から言えば、「G-100」や「AW-590」などのアナデジモデルに対応しており、視認性とデザイン性を両立させたシリーズで使われることが多いです。
この電池は酸化銀タイプで、CR系のリチウム電池とちがって電圧がやや高めなのが特徴です。そのため、アナログ針を動かすような構造でもしっかり駆動できるようになっています。デジタル表示だけのモデルと比べて、電力の消費が一定しているので、電池のもちも比較的安定しています。平均して2〜3年で交換が必要になることが多く、G-SHOCK全体の中ではそこまで頻繁な交換ではありません。
交換については、SR927Wは一般的な電池で入手もかんたんです。ただし、アナログ針つきのG-SHOCKは内部構造がやや複雑なため、自分で交換するには少し注意が必要です。特に針の動きを管理しているモジュール部分を傷つけてしまうと、時間が合わなくなったり、表示がズレたりする原因になります。そのため、不安がある場合はプロに任せるのが安心です。
また、SR927WをSR927SWと間違えて購入するケースも見かけますが、WとSWでは放電特性が異なるため、代用は基本的におすすめできません。Wタイプは高出力向き、SWは低出力向きとされており、G-SHOCKにはWタイプが合っています。
アナデジG-SHOCKを長く使うためには、こうした細かな違いを知っておくことが大切ですね
電池寿命の目安と交換時期
G‑SHOCKの電池寿命はモデルによって異なりますが、結論から言うと、リチウム電池を使ったモデルであればだいたい2年から5年が目安になります。ソーラーモデルであれば、充電池の劣化が見られるまでに5年から10年ほどかかることが多いです。
一般的なボタン電池タイプのG‑SHOCKでは、アラームやライトなどの機能を頻繁に使うかどうかで電池のもちが変わります。とくにELバックライトや長時間のアラームを多用していると、予定より早く電池が切れてしまうこともあります。一方で、シンプルなモデルであれば5年以上もつこともあり、かなり長持ちする印象です。
ソーラータイプは充電しながら使えるので、理論上は半永久的に動きますが、実際には充電池そのものが少しずつ劣化していきます。満充電してもすぐにバッテリー切れの表示が出たり、照明やアラームが弱くなるといった症状が出てきたら、そろそろ交換のサインです。また、長期間使っていなかった時計は、完全に放電してしまい充電しても動かないケースもあるため、注意が必要です。
目安として、G‑SHOCKの多くのモデルは裏ブタに電池寿命が印字されていることがあります。たとえば「BATTERY LIFE 3 YEARS」といった表示があれば、3年程度での交換が推奨されているということです。この目安を基準にしつつ、使用頻度や使用環境によって前後することを覚えておくと安心です。
突然の電池切れで困らないように、2〜3年おきに点検するくらいの感覚でいるとちょうどよいでしょう。
交換サインと表示異常
G‑SHOCKの電池が切れかけているサインは、いくつかのわかりやすい表示や動作の変化から気づくことができます。結論から言うと、「表示が薄くなる」「バックライトが点灯しない」「秒針が止まる」「液晶がちらつく」といった症状が出たら、電池交換のタイミングです。
とくにデジタル表示モデルでは、まず画面のコントラストが弱くなったり、数字が見えにくくなってくるのが最初のサインです。さらに進むと、ボタンを押しても反応しなくなったり、ライトだけがつかなくなるといった細かい不具合が出てきます。これは、内部の電圧が不足してきて、機能を部分的に制限している状態です。完全に電池が切れる前にこうした変化が現れるので、少しでも異常を感じたら早めに交換を検討すると安心です。
アナデジモデルの場合は、アナログ針だけ止まってデジタル表示は動いているというような片方だけの不調が出ることもあります。また、ソーラーモデルでは「LOW」や「CHG」といった表示が出ることがあり、これも充電不足や電池の劣化を知らせるサインです。ライトやアラームが使えなくなったら、かなり電池の状態が悪くなっていると考えていいでしょう。
これらの表示異常は、突然起こることもありますが、たいていは少しずつ進行していきます。日常的に使っていると気づきにくいこともあるので、ときどきしっかり画面を見て、いつもとちがう反応がないかをチェックすることが大切です。
不調をそのままにしていると、時計が止まるだけでなく内部の基板にも悪影響を与える可能性があるので、早めの対処が一番です。
G‑shockの電池の型番を元に交換する手順
交換方法の流れ

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G‑SHOCKの電池を交換する方法は、いくつかのステップに分かれています。結論から言うと、裏ブタを開けて古い電池を取り出し、新しい電池を入れたあとに「リセット操作」を行えば完了です。ただし、防水性を保ちたい場合は専門店での交換が推奨されます。
まず最初に行うのは、裏ブタの取り外しです。多くのG‑SHOCKは4本のネジで固定されているので、小さなプラスドライバーを使って丁寧に外します。ネジをなくしやすいので、作業する場所は明るく、部品を置けるトレイなどを用意しておくと安心です。裏ブタを開けると、ゴムパッキンとともに中のモジュールが見えますが、この時点で無理に触らないように注意してください。
次に、電池を押さえている金属プレートやクリップを外し、古い電池を取り出します。電池を外すときはピンセットを使い、基盤を傷つけないように優しく作業します。そして新しい電池を正しい向きでセットしたあと、「AC」と書かれた小さな接点にピンセットなどで一瞬触れてリセット操作を行います。これをしないと時計が動かないことがあります。
最後に、ゴムパッキンの位置を元に戻し、しっかりと裏ブタを閉めれば作業完了です。ただし、自分で交換する場合は防水性が失われる可能性があるため、できるだけ日常的に水に触れる使い方は避けたほうが安心です。
慣れていれば15分程度で終わる作業ですが、少しでも不安があるなら、専門店に依頼するのが無難です。時計を長く大事に使いたいなら、丁寧な扱いがいちばんですね。
電池交換費用の相場
G‑SHOCKの電池交換にかかる費用は、モデルや依頼先によって大きく変わります。結論から言えば、おおよその相場は1,000円から3,000円程度ですが、正規サービスや防水検査付きの場合はもう少し高くなることもあります。
たとえば、町の時計修理店に持ち込んだ場合、シンプルなモデルであれば1,000円台で交換してくれるところもあります。作業時間も短く、当日中に受け取れるケースが多いため、すぐに使いたい人には便利です。ただし、専門知識が必要なソーラーモデルや電波時計の場合は、対応できない店舗もあるので注意が必要です。
一方で、カシオの正規サポートを利用する場合、料金はやや高めになりますが、その分、安心感があります。たとえば、パッキンの交換や防水検査なども含めたフルサービスを受けると、3,000円〜5,000円程度になることもあります。ただし、作業に数日から1週間ほどかかることが多いため、急ぎの場合にはやや不便かもしれません。
また、通販サイトなどで電池交換キットを購入して自分で交換すれば、500円以下で済むこともありますが、防水性の問題や内部破損のリスクを考えると、初心者にはあまりおすすめできません。
全体として、G‑SHOCKの電池交換にかかる費用は、「どこで」「どのモデルを」「どんな方法で」交換するかによって変わります。自分の用途やモデルに合った方法を選ぶことが、無駄なく、安心して使い続けるためのコツです。
防水検査の重要性
G‑SHOCKの電池交換の際に見落としがちなのが、防水検査の存在です。結論から言うと、電池交換と同時に防水検査を行うことで、本来の耐久性を保ったまま安心して使い続けることができます。とくに水場で使う機会がある人にとっては、非常に大事なポイントです。
G‑SHOCKの多くは「20気圧防水」など高い防水性能を持っているのが魅力です。しかし、その性能を支えているのは、ゴムパッキンなどの細かな部品です。電池を交換する際に裏ブタを開けると、どうしてもこのパッキンにズレや劣化が生じる可能性があり、それを放置してしまうと水が入りやすくなってしまいます。
正規の修理サービスや信頼できる時計店では、電池交換とあわせて防水検査をしてくれることが多いです。専用の機械で気圧をかけて、本体がしっかり密閉されているかどうかをチェックするのですが、これがないと外からは異常に気づけません。表面はキレイに見えても、内部に湿気が入り込んでしまうと、電子回路が壊れたり、液晶にシミが出たりすることもあります。
さらに、防水検査を受けておくと、万が一水漏れが起きたときに補償対象となるケースもあるので、長く愛用するなら損はありません。とくにダイビングや釣り、登山などでG‑SHOCKを使う人は、防水性能をしっかり維持するためにも、電池交換のタイミングで防水検査をあわせて行うことを強くおすすめします。
ただ電池を替えるだけではなく、本来のタフさを維持するための「ひと手間」として、防水検査はとても重要なのです。
DIY交換のメリット

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G‑SHOCKの電池を自分で交換する「DIY交換」には、いくつかのメリットがあります。結論から言うと、費用をおさえられることと、すぐに交換できる手軽さが大きな魅力です。ただし、すべての人におすすめできるわけではないので、状況に応じた判断が必要です。
まず、DIY交換のいちばんの利点はコスト面です。時計店やメーカーに依頼すると、電池代に加えて作業費や検査費がかかりますが、自分で交換すれば、電池代のみで済みます。たとえば、CR2016のような一般的な電池であれば、数百円で購入できますし、工具もセットで揃えても1,000円程度で始められます。頻繁に電池交換が必要な人にとっては、長い目で見てかなりの節約になります。
また、時計店に行く時間がないときでも、自分で交換すればその日のうちに使えるようになります。とくにG‑SHOCKを日常的に使っている人にとっては、すぐに復活させられるのは大きな安心材料です。
とはいえ、メリットばかりではありません。裏ブタを開けたり、内部のパーツを触ったりする作業には細かい注意が必要で、慣れていない人には少しハードルが高く感じるかもしれません。なにより、防水性能が失われる可能性があるという点は見逃せません。特にソーラーモデルや電波時計は構造が複雑なので、無理に手を出すと故障の原因にもなります。
DIY交換は、ある程度の知識と準備がある人にはおすすめできる方法です。ただ、「やってみたい」という気持ちだけで始めると、かえって高くつくこともあるので、しっかり調べてから取りかかるのが安全です。
正規サービス依頼の手順
G‑SHOCKの電池交換を確実かつ安全に行いたい場合、カシオの正規サービスを利用するのが最も安心な方法です。結論から言えば、公式サポートに依頼することで、電池交換だけでなく、防水検査や全体点検も一括で対応してもらえます。
まずは、カシオの公式サイトにある「修理受付サービス」にアクセスします。そこから「オンライン修理申込」へ進み、自分のG‑SHOCKのモデル番号や症状などを入力して申請を行います。モデル番号は裏ブタに刻印されている「モジュール番号」と「型番」の両方を入力することで、より正確な診断が可能になります。
申し込みが完了したら、時計を梱包して指定された修理センターに送ります。送料は基本的に自己負担ですが、一定期間内であれば保証対象になる場合もあります。また、正規修理では電池交換だけでなく、パッキンの交換や気密性の確認も行ってくれるため、防水性能をしっかり保ったまま使い続けることができます。
費用の目安はモデルによって異なりますが、標準的なデジタルモデルであれば3,000円前後、ソーラーモデルやアナログつきの複雑なタイプになると5,000円以上かかることもあります。ただし、すべての作業が専門技術者の手で行われるため、仕上がりには信頼がおけます。
時計が手元に戻るまでに1週間ほどかかるのが一般的ですが、丁寧に点検されたG‑SHOCKを受け取ることができるので、「長く安心して使いたい」という人には正規サービスがおすすめです。
店舗別交換時間比較
G‑SHOCKの電池交換にかかる時間は、依頼する店舗の種類によって大きく異なります。結論から言えば、街の時計店なら最短10分、正規サービスを使うと1週間ほどかかることが一般的です。急いで使いたい人か、しっかり点検したい人かで選び方が変わってきます。
まず、もっとも早く交換できるのが街中にある個人経営の時計店です。ここではシンプルなデジタルモデルなら、10分から15分程度で作業が終わることがほとんどです。ただし、アナログ針付きモデルやソーラータイプになると対応できないお店もありますし、防水検査がないことも多いので、注意が必要です。
次に、家電量販店内の時計売り場でも電池交換を受け付けている場合があります。ここでは店舗によってまちまちですが、待ち時間は30分〜1時間程度が目安です。混雑している時間帯や、作業担当者がいない場合は、当日中に受け取れないこともあります。予約制になっていることもあるので、事前に電話で確認しておくとスムーズです。
そして、もっとも時間がかかるのがカシオの正規修理サービスです。郵送でのやり取りになるため、申込から返送までに通常で5〜7営業日ほどかかります。ただ、その分だけ丁寧に点検・防水検査までしてもらえるので、時計を大切にしたい人にとっては十分に価値があります。
このように、交換にかかる時間は「手軽さ」と「安心感」のどちらを重視するかで選ぶとよいでしょう。急ぎでなければ、多少時間がかかっても正規対応が安心です。
ソーラータイプと通常電池の違い
G‑SHOCKには大きく分けて「ソーラータイプ」と「通常電池タイプ」の2種類があり、それぞれにメリットと注意点があります。結論から言うと、ソーラータイプは電池交換の手間が少なく、通常電池タイプは構造がシンプルでコストが安いという特徴があります。
まずソーラータイプですが、太陽光や蛍光灯の光で内蔵の充電池を自動的に充電する仕組みになっています。これにより、こまめな電池交換が不要で、日常的に使っているだけで常に充電されている状態を保てます。長く使えば使うほどランニングコストがかからず、環境にもやさしい設計です。とはいえ、充電池にも寿命があるので、5〜10年ほどで充電性能が落ちてきたら、交換が必要になります。
一方、通常電池タイプは初期モデルやシンプルなG‑SHOCKによく見られます。こちらはCR2016などのボタン電池を使っており、一定期間が過ぎると電池切れになるため、数年おきに交換が必要です。しかし構造が比較的単純なため、自分で電池を交換しやすいという点では扱いやすく、費用も安く抑えられる傾向があります。
また、ソーラータイプは構造がやや複雑になるため、自分で交換しようとすると難易度が高くなりがちです。防水性や精度を維持するためには、正規の修理サービスに依頼する方が安心です。その点、通常電池タイプはDIYでも比較的対応しやすいモデルが多いです。
どちらが良いかは使い方次第ですが、毎日使う人にはソーラータイプ、たまに使う人やコスパを重視する人には通常電池タイプが向いています。
G‑SHOCKの電池の型番を調べる方法まとめ
- G‑SHOCKの電池型番は裏ブタのモジュール番号からわかる
- CR2016はDW-5600やDW-6900に多い
- CR2025はG‑SHOCKの中型モデルで使われる
- CR1220は一部特殊モデルに使われる
- CTL920Fは旧型ソーラーモデル向け
- CTL1616は現行ソーラーモデルで主流
- SR927Wはアナデジモデルに多く使われる
- 電池寿命は2〜5年、ソーラーは5〜10年が目安
- 電池切れのサインは表示の薄れやライトの不調
- 電池交換は裏ブタを開けてリセット操作が必要
- 自分で交換するなら防水性に注意
- 正規サービスでは防水検査も実施される
- 費用相場は1,000〜3,000円前後
- ソーラーと通常電池のメリットを比較
- 使用頻度や環境に合った電池選びが大切
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